印刷データの解像度について
展示会やイベント会場で、広告や販促活動に利用されている大型の印刷パネルは、見た人の気持ちを惹き付け、パネルの中の情報に注目してもらえれば、その役目を果たしていると言えるでしょう。展示パネルは、遠くからも視認できることで来場者に多くの情報を伝えるのに大きな効果を発揮しています。弊社では、展示パネルを専門にパネル印刷をご依頼から即日で、激安な価格で製品をご提供することをモットーにしております。 パネル印刷をご依頼いただくときには、「完全データ」の原稿データの入稿が必要となりますが、原稿データは一般的にIllustrator(イラストレーター)やPhotoshop(フォトショップ)といったデザイン作成ソフトで作成された「印刷データ」のことをいいます。 データ入稿の際、データが実寸で150〜200dpiあれば、印刷には問題ないのですが、Photoshopを持っていませんと確認することはできませんので、弊社ではそうしたお客様には、「dpi(画像解像度)」をピクセルに変換した表で、ご説明しております。 今回は、そうした入稿データとして作った、原稿の画像解像度についてご紹介していきます。
■画像解像度とは何?
画像解像度とは、画像の精細さをあらわす数値のことで、dpi(dot per inch)や、ppi(pixel per inch)という単位で表現されています。
本来の用語の使い方は、画像解像度を「ppi」、印刷出力の解像度を「dpiで、ピクセル(ドット)が1インチ(=25.4mm)にある数値のことで、この、数値が大きいほど画素の密度が高いといい高精細と呼ばれます。
そして、印刷用の適正な解像度は、基本的に350〜400dpiですが大型の展示パネルやポスターのようなある程度離れて見る印刷物は、150〜200dpi でも問題はありません。
インターネットの画像表示でよく見かけられる72dpiという画面表示用の解像度は、スクリーン解像度のことで、パソコンのモニタではきれいに見えても、その解像度のものを印刷しますと、ドットが目立ってしまい文字などは読めない場合もあります。 印刷には適していませんので、ホームページの素材を印刷すると仕上がりに問題が出てしまうこともありますのでお気をつけください。
※PDF版の画像解像度表はこちらをクリックしてください。印刷してご覧いただけます。
■大判プリントに最適な解像度について
展示パネルのような弊社の大判プリントでは、オフセット印刷ほど高い解像度のデータは必要ありません。
お客様のご希望のパネルの仕上りサイズに応じて、適正な解像度を検索できる「画像ファイル推奨解像度表」でご確認いただけます。 また表で調べることができない場合は、パソコン上で原稿のデータを実際のパネルサイズに拡大させて画面で確認する方法もあります。 モニタのRGBと印刷のCMYKの色彩の違いがありますので、正確であるとは言い切れないのですが、モニタ画面を少し離れたところから見て特に問題点がないようでしたら、実際に印刷時データとして使用可能であると言えます。