■見る人を引きつけるパネルのデザインとは
展示パネルのような大型サイズの印刷物は、時には広告用のポスターのようなデザインを施し、広告ツールとしても活用されることがあります。チラシやパンフレット類などの印刷物も、物を販売するためのツールとして活用されていますが、この商品を売りたいから、展示会の後も店舗やショールームに展示して、活用できるポスターのようなデザインを施したパネルなども見かけます。ポスターは、サイズが大きいことで目立ちますし、魅力的なデザインを施せば見た人の印象にかなり残せるアイテムです。
見る人を引きつけるデザインには、色々な方法がありますが、人の目を引いて興味を持たせるわけですから、そこにはただきれいとかだけではなく、目を奪われるようなインパクトあるデザインを施すのもいいでしょう。インパクトで考えますと、何に目を引かせるかが重要となります。パネルのデザインもさることながら、どのような色合いのパネルにするか、カラーかモノクロか、もしくはセピアトーンといったこともデザインに関わってくる選択肢です。カラーで、きらびやかに鮮やかなイメージをアピールするとか、モノクロやセピアトーンで時代感や独特の雰囲気を創りこみ、印象に残すのもテクニックです。
■デザインの基本は、レイアウトを考えること
デザインに使用する写真やイラスト、そしてキャッチコピーや説明の文章などの情報を、パネル面にどのように配列していくか?
これが、デザインの基本である「レイアウト」(配置決め:割付)をするということです。
この工程は、パネルの訴求目的によって使用する情報に優先順位をつけて、ターゲットに伝わりやすくする作業となります。
レイアウトを工夫するというのは、興味・関心を持たせてそのパネルに目を留まらせるのが重要です。
裏を返せば、パネルを見た人の気持ちを惹き付け、パネルに刷り込まれた提供サービスの内容と商品の購入へと誘導していくのもレイアウトの役割です。
レイアウトには、よりよい見せ方をするためのコツ
というものがあり、それについては次回にご紹介していきます。