印刷業界はどんな所? 市場規模・課題・動向から見る印刷の世界
前人未到の将棋の永世7冠を獲得した羽生善治竜王は、「将棋はテクノロジーの世界。日進月歩」と語りましたが、印刷の世界も日進月歩です。印刷技術は、今や気体や水以外なら何でも刷ることができます。ゲル状の物にも印刷できますし、水なしでも可能。印刷された製品を見ない日はないでしょうが、作られる現場のことはご存じですか。印刷業界について見ていきましょう。
印刷会社のしごと
紙の印刷のために、大きな印刷機があり、大量の紙がおいてあり、製本機で製品を加工して納品すると言えば、イメージができるでしょうか。
印刷会社で製品にされた印刷物は、とても身近で生活に欠かせないものです。街で見かけるポスターや手元にある書籍や雑誌、人気の漫画コミックも全て印刷会社で作られています。
これを、ただ印刷するだけでなく、企画、編集、設計など一から製品化するのが仕事です。
では、一般的な印刷会社の役割分担を見ていきましょう。
■営業…印刷物の受注窓口を担当。豊富な知識で、お客様に提案します。
■印刷オペレーター…カラー印刷の色調整を行う会社では、非常に高い技術が要求されます。製品の完成の良し悪しを担います。
■制作…DTPオペレーターとも言われる場合があります。デザインのレイアウトやチェックを行います。
■製版…仕上がったデザインを版として出力します。色校正、画像修正、製品のバランスなど幅広い能力が必要です。
■製本…製本指示書を元にバラバラの印刷物を加工・製本します。
市場規模・動向・課題
平成27〜平成28年の印刷業界全体での売上規模は、
3兆8,313億円。
2015年に行った経済産業省の統計調査では、
事業者数:2万7,026
2013年の経済産業省の統計調査では、
従業者数:30万6,833人
(※関連事業含む)
インターネットの普及で、出版不況と言われるようになり、商業印刷のニーズが減収し、業界に元気がないと思われることがありますが、電子書籍に力を入れるなどデジタル化など、目まぐるしい動きのある時代です。
業界の課題としては、インターネットと差別化のある商品開発や、新たなプロモーション事業への取り組みが急務と言えるでしょう。
従来のビジネスモデルにとらわれない、新しい価値を生み出していく応用力が試されています。
最後に
印刷会社の面白いことは、産業は製造業に分類されますが、他と違い完全受注性であることです。他の製品と共有できることはほとんどありません。全て特注受注品です。だから、表現方法は無限大なのです。独自のノウハウと経験で、社会貢献できる喜びや夢があります。
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